家電全般

ドラム式洗濯乾燥機にまつわる恐怖の実話

『ドラム式洗濯乾燥機』、とっても便利ですよね。

雨が続く梅雨の時期、部屋干しの方は結露が起こりやすい冬の時期とか、乾燥機能で洗濯物がカラッと乾いてとっても重宝します。

当社にもドラム式洗濯乾燥機があります。現場で使う手袋や、お部屋の床や壁を保護するための養生毛布などを洗うのに使っています。

先日、手袋を洗って乾燥をしたところ、普段であれば概ね2時間程で乾燥まで終わるのに、その日は2時間経っても3時間経っても乾燥が終わりませんでした。

不思議に思い、乾燥が終わった後に洗濯機の点検をしてみることにしました。

乾燥フィルター、異常なし。

洗濯くずフィルター、異常なし。

洗濯層の中、異常なし。

どこを見ても異常が見当たりませんでした。

こうなってくると『職人』の血が騒ぎます。

 

『絶対に直してやる!!』

 

はい。分解しました。

エアコンに関してはエキスパートな私ですが、さすがに洗濯機の全てを知っているかというとそうではありません。洗濯機の設置も仕事として行っているため、設置に関しては完璧ですが、内部的な構造等は多少知識と経験がある程度です。

とりあえず、外せるパーツを外して、ビス(ネジ)止めされている箇所をバラしてみました。

 

すると、乾燥の機構のある部分から巨大なぬいぐるみが出てきたではありませんか!!

 

と、いうのは嘘で実際に出てきたのは大量のホコリかすでした。

 

これには一人で大笑いしてしまいました。羊のぬいぐるみが2つくらいできそうな量のホコリかすが出てきたのです。

ドラム式乾燥機の乾燥の仕組みは簡単に書くとこうなります。

 

暖かい空気が作られる→暖かい空気がパイプを通る→洗濯層に吹き出される→熱を奪われた空気が別のパイプを通る→暖かい空気を作る機械に戻る→暖かい空気が作られる→繰り返し

 

この、空気が戻ってくるパイプの中に羊のぬいぐるみが形成されていました。これは乾燥フィルターで取りきれなかったホコリが自然と蓄積されたんだと思います。

 パイプ内や目に見えるすべてのホコリを取り払い、すべてのパーツを元通りにして試運転をしてみたところ、洗濯乾燥の全工程が一時間半くらいに短縮されました。短縮された、と言うより新品時に戻った、の方が表現的には正しいかと思いますが。。。

 

残念なのは、その巨大なぬいぐるみの写真を撮らなかったことです。

大変後悔しております。

 

もし、ドラム式洗濯乾燥機をお使いのお客様で同じような症状が出ている方、迷わずメーカーに連絡して修理してもらいましょう。新品同様に生まれ変わりますよ。

もし、ご自身でやってみよう!と、いう方は自己責任でお願いします。

当社では一切の責任は負いかねます。

アドバイスはできるかもしれませんが。。。 

 

 

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