ルームエアコン工事・ロープ高所作業の専門業者 株式会社 クアトロテクノサービス 新築一戸建て・無足場工法による高所・難所へのエアコン取り付けお任せください。

なぜエアコン工事に平面図・平面詳細図・立面図が必要なのか

図面で決めるのではなく、図面で準備する

新築一戸建てのエアコン工事をご相談いただく際、弊社では、すべての階の平面図または平面詳細図、各方向の立面図などの建築図面をご用意いただくようお願いしています。

エアコンの設置工事なのだから、「エアコンの位置が記載された電気図があれば十分では?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、弊社が図面で最初に確認するのはエアコンの位置ではありません。

まず見るのは、その住宅そのものです。

住宅性能や住宅の機能、壁の構造、換気方式、外壁材、建物の形状。その住宅がどのように造られ、どのように機能するよう設計されているのか。そこから確認を始めます。

エアコンは家電製品です。しかし、エアコン工事は住宅そのものへ手を加える工事です。

だから弊社では、

エアコンだから電気図を見るのではありません。

住宅に施工するから、建築図面を見ます。

図面を見て、室内機の位置を決めているわけではありません

弊社では、図面だけを見て「室内機はここ」「室外機はここ」と最終決定することはありません。写真だけで決定することもありません。

室内機の設置位置は基本的にエアコン専用コンセント付近が前提となりますが、その周辺でも実際の住宅には図面だけでは分からない条件があります。

家具やカーテン、窓、生活動線、隣家との位置関係、外構、フェンス、植栽、室外機周辺の環境など、実際にその場所へ立って初めて分かることがあります。

そして何より、実際にその住宅で生活されるお客様のご希望があります。

そのため、最終的な室内機・室外機の位置は現場を実際に確認し、お客様のご希望を伺いながら決定します。

では、なぜ施工前に図面を見るのでしょうか。

図面を見る目的は、現場へ行く前に何通りもの工事を考えるためです

弊社では、図面を見ながら頭の中で何度もエアコン工事をシミュレーションします。

エアコン専用コンセント付近のどの位置へ室内機を納めるのがよいか。同じ壁面で少し位置を調整した場合はどうなるか。室外機をこの位置へ置いた場合はどうか。別の候補位置ならどうか。

配管をこのラインで通したらどうなるか。別のラインならどうか。窓や庇をどう避けるか。化粧カバーはどこを通すか。高所作業は必要になるか。ロープアクセスが必要になるか。室外機までの配管長はどうなるか。

こうした工事を、現場へ行く前に何通りも頭の中で繰り返します。

図面で答えを一つに決めるのではありません。

考えられる答えを何通りも用意するために図面を見ます。

まず確認するのは、住宅の性能と機能です

弊社が図面や建築資料を見る際、最初から室内機の位置だけを追いかけるわけではありません。

最初に確認するのは、その住宅がどのような住宅なのかです。

断熱性能や気密に対する考え方、壁の構造、断熱方法、換気方式、外壁材、住宅の工法などを確認し、住宅そのものを理解することから始めます。

高性能住宅だから特別扱いするという意味ではありません。住宅の構造や機能を理解せずに、その住宅へ適切なエアコン工事を行うことはできないと考えているからです。

壁の構成が違えば、配管穴に必要な処理も変わります。外壁材が違えば、穿孔や化粧カバー固定について考えるべきことも変わります。換気方式が違えば、住宅全体の空気の流れについて確認しておきたい内容も変わります。

エアコンだけを見る前に、まず住宅を見る。

これが弊社の図面確認の出発点です。

平面図・平面詳細図から住宅全体を見る

平面図や平面詳細図では、単にエアコンの記号だけを確認しているわけではありません。

部屋の配置、壁の位置、窓、建具、収納、階段、廊下、水回り、外壁、バルコニー、建物全体の形などを確認します。また、今回使用する実図面のように、躯体の位置関係や図面右側に記載された構造詳細まで確認します。

そのうえで、エアコン専用コンセント付近での室内機の納まり、室外機を設置できる可能性のある場所、配管穴の候補位置、配管経路、室内と屋外の位置関係、複数台設置する場合の全体バランスなど、さまざまな施工パターンを考えます。

平面詳細図がある場合には、壁の厚みや寸法、細かな納まりなど、通常の平面図よりさらに多くの情報を確認できることがあります。

ただし、図面に書かれているから、その位置で施工すると決めるわけではありません。

あくまで、現場へ行く前に施工をシミュレーションするための重要な資料です。

1階の平面詳細図(掲載用匿名化済み)

図面をタップ・クリックすると拡大できます。

2階の平面詳細図(掲載用匿名化済み)

図面をタップ・クリックすると拡大できます。

実際に確認している住宅図面を掲載用に匿名化したものです。間取りだけではなく、躯体の位置関係や図面右側の構造詳細まで確認します。

なぜ「すべての階」の平面図を見るのか

エアコンは一つの部屋へ設置します。しかし、工事がその部屋だけで完結するとは限りません。

例えば、2階の室内機から配管を屋外へ出し、室外機を1階へ設置することがあります。3階から配管を外壁沿いに下ろすこともあります。

その際には、2階の屋根や庇との位置関係、1階や2階の窓、外壁の形状なども施工に関係してきます。

そのため弊社では、すべての階の平面図または平面詳細図を確認します。

エアコンは一室に設置しても、配管や施工そのものは住宅全体に関係する場合があるからです。

立面図から、屋外側の工事をイメージします

立面図では、住宅を外側から確認します。

窓、庇、屋根、バルコニー、軒、外壁の凹凸、建物の高さなどを見ながら、配管穴が外壁のどこへ出るのか、化粧カバーをどのように通すのか、室外機までどう配管するのか、高所作業が必要になるのかをシミュレーションします。

室内だけを見ると問題なく取り付けられそうでも、外へ出てみると窓の上へ出る、庇へ干渉する、屋根へ当たる、化粧カバーを予定通り通せない、高所作業が必要になる、といったことがあります。

だから弊社では、室内と屋外を別々に考えません。

エアコンの配管穴は、室内と屋外をつなぐ貫通部です。必ず両側を考えます。

各方向の立面図(掲載用匿名化済み)

図面をタップ・クリックすると拡大できます。

立面図では窓、軒、屋根、バルコニー、建物高さを確認し、外部配管ラインや高所作業の可能性まで事前に想定します。

高所作業についても、現場へ行く前から想定します

弊社では、3階建て、ベランダのない壁面、狭小地、隣地との距離が近い住宅、一般的な梯子作業では施工が難しい場所などのエアコン工事も行っています。

そのため図面を見る際には、単に「エアコンが付くか」だけではなく、実際に職人がどの位置で、どのような方法・姿勢で施工するのかまでイメージします。

梯子で施工するのか。ロープアクセスが必要になるのか。どこから施工箇所へアクセスするのか。室外機をどこへ置くのか。どの工具や部材、装備が必要になるのか。

現場へ行って初めて「高所作業が必要でした」と気付くのではなく、図面の段階から起こり得る施工条件を考えておきます。

図面を見ることと、実際の工事をイメージすることは別です

過去に、このようなご相談をいただいたことがあります。

新築一戸建てを建築中のお客様で、早い段階から別のエアコン工事業者へご相談されていたそうです。

お客様のお話では、その業者は完成した図面を確認していただけではなく、住宅の設計段階からエアコン設置について打ち合わせに参加し、設計についても意見や提案をされていたとのことでした。

つまり、住宅完成後に初めて工事内容を確認したわけではありません。設計段階から図面を確認し、エアコン設置についても事前に検討されていたことになります。

ところが工事当日になって、実際には高所作業が必要になることが分かり、その業者では施工できないという状況になってしまったそうです。

お困りになったお客様から弊社へご相談をいただき、図面や資料を確認しました。

弊社では資料を確認した段階で、高所作業を含めた施工方法をイメージすることができたため、問題なく施工可能ですとご案内しました。

その後ご依頼をいただき、工事も問題なく完工しています。

この事例を他社様への批判としてご紹介しているわけではありません。

弊社がお伝えしたいのは、図面を見ていることと、図面から実際の工事を具体的にイメージできていることは同じではないということです。

何通りも考えておくから、現場でお客様のご希望に対応できます

事前に何通りもの施工を考えておくのには理由があります。

実際に現場へ伺ったとき、お客様から「室内機をもう少しこちらへ寄せたい」「室外機はこちらへ置きたい」「配管をなるべく目立たせたくない」といったご希望を伺うことがあります。

そのときに初めてゼロから施工方法を考え始めるのではありません。

事前に複数の取り付けパターンを考えているため、その中からお客様のご希望に最も近いプランをベースとして、すぐに具体的なご提案へ移ることができます。

もちろん、図面や写真では分からなかった現場条件があれば、そこで改めて調整します。

そして実際の住宅と周囲環境を確認し、お客様とご相談しながら最終的な位置を決めます。

最終位置が決まってから、配管ラインを確定します

室内機と室外機の最終位置が決まったら、その間をどのように配管するのかを決定します。

配管穴、化粧カバー、外壁、窓、庇、屋根、配管の曲がり、高所作業、完成後の美観などを確認しながら、最終的なダクト・配管ラインを決めます。

つまり、図面を見た時点で配管ラインまで完全に確定しているわけではありません。

図面で複数の候補を考える。現場でお客様と室内機・室外機の位置を決める。その最終位置に合わせて、最も適切な配管ラインを確定する。

この順番です。

事前に考えるのは、材料と工具を準備しておくためでもあります

施工方法が変われば、必要になる材料や工具も変わります。

冷媒配管、化粧カバー、各種部材、固定方法、工具、高所作業機材、その他の施工用品。

図面を見ながら複数の施工パターンを考えておくことで、それぞれの工事に必要になる可能性のあるものを事前に準備できます。

そのため、実際の現場でお客様のご希望を伺い、施工方法が決まったときには、その施工に必要な準備がすでに整っている。

あとは、お客様と決めた施工方法に沿って実際に手を動かす。

弊社では、できる限りその状態で現場へ入りたいと考えています。

図面だけでは決めない。写真だけでも決めない。

図面には住宅全体の情報があります。写真には、現在の現場の情報があります。

しかし、どちらも万能ではありません。

図面では分からないことがあります。写真では分からないこともあります。実際に現場へ行かなければ分からないこともあります。

そして、お客様へ直接確認しなければ分からないご希望もあります。

だから弊社では、図面だけで決めません。写真だけでも決めません。

図面、写真、実際の住宅、周辺環境、そしてお客様のご希望。これらを重ねたうえで、最終的な施工方法を決定します。

図面は「答え」ではなく「準備するための資料」です

弊社にとって建築図面は、「ここにエアコンを付ければよい」という答えが書かれている資料ではありません。

この場合ならどうするか。別の場合ならどうするか。お客様がこちらをご希望されたらどうするか。現場で別の条件が加わったらどうするか。

何通りもの工事を事前に考えるための資料です。

そのシミュレーションがあるからこそ、現場でお客様のご希望を伺ったとき、すぐに具体的なご提案へ移ることができます。

電気図だけでは足りない理由

電気図も重要な資料です。

エアコン用コンセント、専用回路、設計上のエアコン位置、その他の電気設備などを確認できます。

しかし、弊社が確認したいのはエアコンの電源位置だけではありません。

住宅性能、壁構造、換気方式、外壁材、各階の間取り、建物の形状、配管経路、室外機の候補位置、高所作業、完成後の美観。

住宅全体を見て施工方法を考えたいのです。

そのため、電気図だけでは施工検討に必要な情報が不足します。

ご相談時にご用意いただきたい資料

新築一戸建てのエアコン工事をご相談いただく際は、すべての階の平面図または平面詳細図、各方向の立面図をご用意ください。

あわせて、設置予定箇所のお写真、建物外観のお写真、室外機設置候補周辺のお写真、仕様書、住宅性能に関する資料、その他お持ちの建築資料をお送りいただけると、より具体的な施工シミュレーションができます。

電気図も参考資料として確認いたします。

ただし、電気図だけではなく、平面図または平面詳細図を必ず併せてお送りください。

現場へ行く前から、工事は始まっています

図面を読み、住宅の性能や機能、壁構造、換気方式、外壁材を確認します。専用コンセント付近での室内機の納まり、室外機の候補位置、配管ライン、高所作業を想定し、必要な材料、工具、装備を準備します。

そして現場へ伺い、実際の住宅と周辺環境を確認し、お客様のご希望を伺う。そのうえで、最終的な施工方法を決定します。

弊社では、現場へ到着してから工事を考え始めるのではありません。

現場へ行く前から、工事は始まっています。

最後に

弊社が建築図面をお願いするのは、手続きを増やしたいからではありません。工事を難しく考えたいからでもありません。

図面を見ながら現場で起こり得る施工を何度もシミュレーションし、お客様からどのようなご希望をいただいても、できる限りそのご希望に近いご提案ができるよう準備を整えておくためです。

図面で決めるのではありません。

図面で考える。図面で準備する。

そして、現場で実際の住宅とお客様のご希望を確認して最終決定する。

エアコンだから電気図を見るのではありません。

住宅に施工するから、建築図面を見る。

これが、株式会社クアトロテクノサービスが施工前に図面を確認する理由です。

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